更新日:2020/10/08 投稿日:2020/08/31
内視鏡検査は通常の画像検査では発見することができない小さな初期段階の病変も見つけることができる優れた検査です。小さながんやポリープであれば手術をしなくても、内視鏡を用いて切除することが可能です。
しかし、より精度が高い検査や治療を安全に行うには、検査前後の食事内容には注意しなければなりません。当サイトでは、検査前後に食べてもいいもの、控えるべきものをご紹介しました。とはういものの、具体的にどのようなメニューを取り入れればよいのか分からないという方も少なくないはず
そこで今回は、『消化がいい、油が少ない、料理が簡単、安い』に注目した内視鏡検査前後に適したレシピをご紹介します。ぜひ参考にしてください。
目次
検査前に作りたいレシピ
内視鏡検査は胃や大腸をできるだけ空っぽの状態にして行うのが理想的です。そのため、検査前は消化がよく、カスが残りにくい食材を用いたメニューがおすすめです。
作り方のポイント含めて2つのレシピをご紹介します。
ふんわり卵と鳥の親子雑炊

鶏モモ | 100g | 100円(一人当たり50円) |
---|---|---|
卵 | 1個 | 20円(一人当たり10円) |
ご飯 | 150g | 26円(一人当たり13円) |
合計146円(一人当たり73円) |
通常、内視鏡検査当日は食事を摂ることができません。検査前最後の食事は前日の夕食…しかもできるだけ早く済ませた夕食となります。もちろん消化がよいメニューを選ぶことは大切ですが、検査を終えるまで空腹に耐えられるようある程度のスタミナがあるメニューがおすすめです。
そこでご紹介したいのが「ふんわり卵と鳥の親子雑炊」です。
作り方は、まず皮や筋を取り除いて小さめにカットした鶏もも肉(100g)と水(500㏄)・ほんだし(小さじ1/2)・酒(大さじ2)・みりん(大さじ1)を鍋に投入して火をかけます。沸騰したらアクをとり、洗って水気を切ったご飯(150g)を加え、柔らかくなるまで弱火で5分。最後に溶き卵を回し入れれば完成です。
スタミナがつく鶏肉は細かく切って煮込むことで消化されやすくなります。また、内視鏡検査の前は胃や大腸の粘膜に刺激を与えるのはNG。できるだけ塩分を少なめにしましょう。ほんだしは減塩バージョンを使用するのもおすすめです。
出来上がったら熱々のまま食べたくなりますが、程よい温かさに冷ましてから召し上がってください。
さっぱり大根おろしとサーモンのそうめん

そうめん | 2束 | 120円(一人当たり60円) |
---|---|---|
サーモン | 100g | 350円(一人当たり200円) |
大根 | 1/4本 | 40円(一人当たり20円) |
合計510円(一人当たり280円) |
内視鏡検査前は上述したように、食べ応えがあって消化がよいメニューがおすすめです。ご飯やそうめんなどの炭水化物は腹持ちもよいためおすすめ。
そこでご紹介したいのが「さっぱり大根おろしとサーモンのそうめん」です。
作り方は簡単!鍋にめんつゆ(二倍希釈)120㏄と水360㏄、たっぷりの大根おろしを投入して火をかけます。煮立って大根おろしに火が通ったら、ゆでたそうめんをいれてサーモンのお刺身をトッピングしたら完成です。
そうめんはいつもよりも時間をかけて煮込むことで柔らかくなり、消化スピードはアップします。気になる方は、刻んでゆでてもよいでしょう。
また、内視鏡検査前の塩分の摂りすぎは避けたいため、めんつゆも減塩タイプを使用するのがおすすめ。通常のタイプであれば、水をプラスしてもよいですね。魚介では油分の少ない白身魚、そのなかでも焼いたものよりも生に近い方がお腹にも消化にも優しいためおすすめです。
大根おろしは消化を助けてくれる酵素がたくさん含まれています。とくにうどんの元でもあるデンプンを消化するアミラーゼが豊富に含まれていますので、たっぷり投入しましょう。胃酸の分泌を抑えるイソチオシアネートと呼ばれる成分も含まれていますので、とくに胃内視鏡検査前におすすめです。
検査後に作りたいレシピ
内視鏡検査後は基本的に食事制限をする必要はありません。しかし、絶食したあとなので消化がよくあっさりしたメニューがおすすめです。また、検査で病変組織の一部を採取する「生検」を行った場合は、胃や大腸の粘膜に傷がある状態と同じ。香辛料などの刺激物はできるだけさける必要があります。
ここでは、内視鏡検査後におすすめしたいレシピを2つご紹介します。
ふわふわお肉の冷豚しゃぶ

豚薄切り肉 | 100g | 250円(一人当たり250円) |
---|---|---|
玉ねぎ | 1/2個 | 35円(一人当たり約17円) |
水菜 | 1/4束 | 25円(一人当たり約12円) |
合計310円(一人当たり約280円) |
内視鏡検査は絶食してから行うため、検査終了後はガッツリしたものが食べたくなる方も多いでしょう。しかし、絶食した後にいきなり脂肪分やカロリーが多い食事を摂るのはNGです。
とはいうものの、肉が食べたい!という方におすすめなのが「ふわふわお肉の冷豚しゃぶ」です。
作り方は、沸騰したお湯に豚の薄切り肉(100~200g)を一枚ずつ投入。火が通ったら冷水に入れて冷まし、水気を切っておきます。玉ねぎや水菜などお好みの野菜を食べやすい大きさや薄さにカットし、ドレッシングでよく和えます。そこに準備しておいた豚肉を乗せて少量のドレッシングをかければ完成です。
ポイントは検査前の食事と同じくできるだけ塩分を控えめにすること。ドレッシングは市販のものを使用してOKですが、減塩タイプを選びましょう。また、自作して塩分を少なめに調節するのもおすすめ。オリーブオイルやワインビネガーに少量の梅肉、しそやごまなどの薬味をたっぷり混ぜ合わせると塩分を抑えることができます。
また、豚肉はできるだけ薄くスライスされたものを選びましょう。火を通しすぎると固くなって消化が悪くなりますので要注意です。

おすすめ
クリニック
【内視鏡検査クリニックガイド】がおすすめする主要都市で安心して内視鏡検査が受けられるクリニックをご紹介いたします。それぞれおすすめポイントを掲載していますので、ぜひご参考ください。
東京エリア

えどがわ橋
内科・内視鏡クリニック
おすすめポイント
江戸川橋駅から徒歩3分の好立地なクリニックです。院長の上條信也医師は25年の臨床経験を持ち、日本消化器内視鏡学会専門医でもあります。
内視鏡検査経験数は8万件にものぼるとのことです。検査技術にも定評があり、食道がん、胃がん、大腸がんの早期発見に日々尽力しています。
また、周辺の医療機関との提携を結んでおり、緊急の治療が必要となってもバックアップ体制は整っているのも大きな特徴の一つです。
大阪エリア

大阪
内視鏡クリニック
おすすめポイント
早期発見・早期治療を重視しているクリニックです。通常30分程かかる大腸内視鏡検査ですが、こちらのクリニックでは5~10分で迅速に行われます。万が一検査中に見つかったポリープを切除した場合でも、かかる時間は30分ほど。検査時間が短いので、体の負担も少なく受診することができます。
名古屋エリア

名古屋内科、
内視鏡クリニック
おすすめポイント
検査や治療に伴う苦痛も最小限に抑える事をモットーにしているクリニックです。患者一人一人に合わせて最適な内視鏡を選択してくれる「オーダーメイド」の内視鏡検査が、このクリニック一番の強みと言えます。精密検査などに使われる医療器具は基本的に使い捨ての物を使用し、感染症のリスク軽減にも努めています。